I邸リノベーション 2012.02
- 築40年の老朽化が進んだ木造家屋を二世帯住宅に甦らせるリノベーション計画です。 建て坪9坪と二世帯住宅としては極限ともいえる狭さをいかに克服するかが問題でした。 まず1階を半分に分割し、手前側を親世帯の寝室兼茶の間、奥を共用のダイニングキッチンと水廻り、2階を子世帯夫婦のリビングと寝室にしました。両側を隣家にはさまれてほとんど光の差し込まなかった1階は、下屋をガラスに葺き替えて明るい空間となりました。また、2階へあがる階段の踊り場部分に設けた大きな窓により、南北に視線と風の通り道を確保し、広がりと開放感をもたらしました。 もちろん建物の基本性能を高めるため、基礎から躯体、断熱などの改修もしっかり施しています。