書庫のある家 2016
- 閑静な住宅地に建つ若い夫婦のための住宅です。
- この家の最大の特徴は巨大な書庫を持つことで、その蔵書量は約2万冊を数えます。 本は日々増えつづけており、ほおっておくと生活スペースを侵食しかねない状況のため、きちんと区画された書庫で完結出来ることが望まれました。とはいえせっかくの立派な蔵書です。一部屋に閉じ込めてしまうのでなく、一面をガラス張りとし、玄関や階段など日常的に使用する空間から蔵書が見えるような計画としました。
- 2階は全体として大きなワンルームですが、天井や床の高さを変えたり、光の入り方を工夫するなどして、リビング、ダイニング、和室というそれぞれの場所を分節し、変化のある豊かな空間を作っています。